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ベビーマッサージの基本のやり方を学ぼう!

ベビーマッサージの基本

ベビーマッサージはその名の通り赤ちゃんに対して行うマッサージです。しかしながら、大人が受けるマッサージとは一味違い、ただ単に赤ちゃんの体をほぐすだけのものではありません。 ママが優しく赤ちゃんに触れることがスキンシップとなり、精神的にも肉体的にも健やかに成長すると考えられています。ママに優しく触れてもらうことでママの体温を感じることができ、それにより愛されていることを赤ちゃんは実感できます。 また、ママは赤ちゃんが生まれても、特に初めての育児の場合は昼も夜もなく訪れる赤ちゃんのお世話に追われ、精神的に追い詰められている人が多く、なかなか親になった実感が生まれない人も多いものです。しかし、ベビーマッサージを行うことで、赤ちゃんと共にゆったりとした時間を持つことができて、また使用するオイルのアロマ効果もありママの体のリラックスされます。それにより、心に余裕が生まれ、それがストレスの軽減につながったり、寝不足による疲れた体が癒されたりと精神的にも肉体的にもリラックスできて、育児に対する余裕が生まれる効果もあります。

赤ちゃんに優しく触れてマッサージ

ベビーマッサージは赤ちゃんにとってどのようなメリットがあるのかというと、五感を刺激することで脳の発達が高める、肌を刺激することで免疫力が高まる、血行が良くなり新陳代謝が高まる、内臓機能を高める、運動機能を高める、リラックスすることで良質な睡眠がとれる(成長ホルモンが得られる)、とわかっているだけでもこれだけのメリットがあります。 ただし、これらは赤ちゃんの肉体的なメリットです。ベビーマッサージの大きなメリットは肉体だけではなく、精神的にも良い影響がある点にありますが、それはなんといってもママの愛情を確認できて、愛されていることを実感することにより精神的に安定するという点にあります。 また、ママもベビーマッサージをすることで親子の絆が深まり、より一層愛情が深くなります。そしてそれにより日々の育児で疲れた心もリラックスでき、精神的にも安定して育児へのモチベーションが高まる、そして育児に対する自信も生まれるというメリットがあります。また、マッサージをする側のママの方も血行が促進されて、体調がよくなるというメリットもあります。

ベビーマッサージのやり方

では、具体的にベビーマッサージはどのようにするのかというと、ひらたく言うとオイルマッサージです。 赤ちゃんのお肌はデリケートで皮脂の分泌量が大人の1/3しかないため、マッサージの摩擦による肌荒れを起こしやすい状態です。そのため、手の動きがなめらかになり摩擦を軽減させるマッサージオイルを使用します。オイルはできるだけ肌に優しい低刺激なものが好ましいです。 そしていざマッサージを始める前にまずは準備体操をします。体操をする間は服を着たままで、赤ちゃんの手を持って万歳の姿勢をした後、赤ちゃんの手を頭に沿えておつむテンテンをしてから胸の前で交差してギューギューとします。 そしてマッサージを始める直前に服を脱がせます。手にたっぷりとオイルを取り、赤ちゃんが嫌がらない脚から始めます。鼠径部から始め、足先、足指、足の裏と行き、胸、腕から手、掌と進みます。そして背中、お尻と進み、最後に顔です。 全体的に優しくリンパの流れに沿ってオイルを塗るイメージで、胸や背中、お尻の広い部分はクルクルと手を回すように優しくなでてあげると赤ちゃんは気持ち良く受けられます。

ベビーマッサージの注意点

ベビーマッサージは赤ちゃんもママにもメリットが盛りだくさんですが、注意しなければいけないこともあります。 まずは、裸でマッサージをするので風邪などのウイルス感染に注意しなければいけません。室温を裸でも寒くない適温(冬場でも25度前後)に保ち、寒くなった時のためにタオルケットを準備しておきます。 また、発熱、下痢など体調が悪い時には無理に行わないようにし、予防接種の後48時間は避けます。 それに空腹時や機嫌の悪い時も避け、食後30分以内も行わないようにします。食後すぐにマッサージをするとミルクを吐き戻す可能性が高いので、必ず時間をあけるようにします。 また、オイルはできるだけ低刺激なものを選び、初めて行う前には脚にパッチテストをしておきます。 ベビーマッサージは飽くまでもリラックスのために行われるものなので、絶対に毎日しなければいけないというものではありません。毎日しなければいけないと自分に押し付けるとストレスとなり本末転倒なので、飽くまでもママも赤ちゃんも体調の良い日に良いタイミングで行うことに意義があります。