赤ちゃんにスキンケアって必要?
スキンケアというと大人の女性のもののように思われがちですが赤ちゃんにとっても大事なケアだとういうのはご存知ですか。「赤ちゃん肌」という言葉があるほど赤ちゃんの肌は柔らかくきれいですが脂質が少ないのでしっかりとした乾燥肌対策をしてあげることが大切です。 赤ちゃんの肌は非常に乾燥しやすいだけでなく、ミルクや汚れなども付きやすいためそれが原因でかぶれてしまいやすい傾向もあります。敏感肌になりやすい状態といえるのでしっかりとケアを行いましょう。冬などの乾燥した時期だけではなく日ごろからしっかりと保湿をすると良いでしょう。 国立成育医療研究センターの研究によると新生児のときからスキンケアを行っているとアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上下がるという報告もあります。これは乾燥してしまった部分だけではなく毎日しっかりとした保湿ケアを行った場合の結果なので早いうちからスキンケアの習慣をつけておくことをおすすめします。 乾燥した肌にはアレルギーの原因となる花粉なども体に入りやすくなってしまいます。アレルギー対策としても赤ちゃんの健康のためにはスキンケアは欠かせないと言えるでしょう。
赤ちゃんの乾燥しやすい肌?
赤ちゃんの皮膚は大人の半分ほどと非常に薄く、脂質が少ないため水分が蒸発しやすく乾燥しやすい状態となっています。2~3ヶ月までは皮脂の分泌量は多いとされていますが、4ヶ月ごろ以降からは皮脂の分泌量が少なくなってくるため水分の保持機能が低下してしまいます。また肌が未発達のため角層の水分を保持する能力が少ないというのも乾燥の原因の一つと言われています。 皮膚が薄くバリア機能が低い状態はダイレクトに外からの刺激を受けやすいため紫外線や空気の乾燥にも影響を受けやすくなっています。よだれや食べこぼしの刺激によってとくに口回りは炎症を起こしやすく乾燥しやすい状態となっているので清潔を心がけるようにしましょう。 赤ちゃんの皮膚の乾燥を放置してしまうと乾燥性乳児湿疹など肌荒れをおこしてしまうこともあります。この状態は皮膚のバリア機能が落ちてしまうので皮膚トラブルだけではなくとウイルスなどへの抵抗力も落ちてしまっている状態です。風邪や下痢、発熱の症状などを引き起こしやすい状態にもなるので日ごろからのケアが赤ちゃんの健康には大切です。
ベビーローションで肌荒れ対策
乾燥しやすい赤ちゃんの肌はセルフチェックを行ってあげることが大切です。特に乾燥がひどい部分には丁寧にケアをしてあげるとよいでしょう。部屋の乾燥対策としては加湿器か濡れタオルなどをおくとよいでしょう。肌荒れ対策としいてはもちろんノドのケアも一緒に行うことができます。 肌の保湿を直接行うのにはベビーローションを使用するとよいでしょう。朝起きたときと外出するとき、お風呂上がりなど乾燥しやすい時に使うとより効果的です。ベビーローションは製品にもよりますが1日に何度も使用できる点が魅力となっています。乾燥が気になるような季節は外出先から帰ってきた後などにもつけてあげるとよいでしょう。 ベビーローションは赤ちゃんだけではなく肌の弱い大人でも使えるアイテムなのでスキンケアを習慣にしたい時にもおすすめです。ベビーローションを使用するときにはまず大人の肌で確かめてから使用すると安心です。赤ちゃんによって肌質はさまざまですのであったものを選び、湿疹や赤みなどが皮膚にでてしまった場合には早めに皮膚科や小児科に相談しましょう。
赤ちゃんを効果的に保湿
赤ちゃんの肌の乾燥対策としてはベビーローションのほかにオイルタイプのものがあります。ベビーオイルは肌の水分補給を行うというよりは肌から水分が逃げないようにするためのものなので肌が乾燥している時にはまずは保湿ができるベビーローションを使用してからオイルでフタをするようにするとより効果的に保湿を行うことができます。 ベビーローションの良いところはオイルとは異なりべたべたしないのでこまめにつけることができるという点です。赤ちゃんは特に顔や手足の水分がなくなりやすいので気づいた時に利用するようにするとよいでしょう。べたつかないので外出先にも持ち運びしやすいのも魅力となっています。 ベビーローションを選ぶときには使用感や配合されている成分に注目するとより効果的に赤ちゃんを保湿することができます。活発な赤ちゃんがいるご家庭ならローションののびが良いものを選ぶと塗りやすいのでおすすめです。 お風呂に入った後濡れたままでも使用できるものや胎脂の成分に近いもの、ローションにオイルが配合されたものなど様々なタイプのものが販売されているので赤ちゃんにあったものを探してみてはいかがでしょうか。