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乳幼児の沐浴は毎日OK!時間帯や決められていた時間に入れてあげて

毎日の沐浴は必要

赤ちゃんの沐浴は、出来る限り毎日行う必要があります。新生児期は寝ているだけで汚れていないようですが、赤ちゃんは新陳代謝がとっても活発なのでよく汗をかいて結構汚れている状態です。1日におしっこも10回以上、うんちを7回前後はするのでさらに汚れています。皮膚もデリケートなので、汗やおしっこ、うんちで汚れた皮膚の状態が続くとあせもなどの肌荒れの原因になることもあります。そのため、常に清潔でいるためにも毎日沐浴でキレイなお肌の状態を保ち、お肌が被れないよう清潔な状態を保ってあげることが大切です。 沐浴は大人のようにごしごし洗う必要はなく、専用のベビー石鹸で優しくなでるように洗ってあげるだけで問題ありません。ただし、風邪をひいている時や発熱の時に無理に沐浴をする必要はありません。体調不良の時は、軽く濡らしたガーゼで体をふき取り汚れを落としてあげるだけでも問題ないです。特にお尻や背中など汚れやすい部分は、汚れていたら軽くふき取り清潔な状態にしておくと、肌荒れのリスクを少しでも防ぐことができるので気にしてあげることが大切です。

入れすぎは、良くない?

沐浴は毎日必要ですが、清潔さを保つためにと汚れた都度1日に何度も入れるのは赤ちゃんにとって良くありません。敏感な肌を持っているため汚れた状態が続くと肌荒れを起こしてしまいますが、何度も沐浴に入れて体の汚れを洗い流していると敏感な肌に刺激が強すぎて逆に肌荒れを起こす可能性もあります。また、何度も沐浴をすると体の汚れだけでなく皮膚の油分を取りすぎてしまうため肌が乾燥してしまうので、1日に2回までに抑えると良いです。1日2回では足りないくらい汚れてしまうときもありますが、その時は濡らしたガーゼ等でふき取ってあげます。特にオムツかぶれになってしまうので、お尻などは清潔に保ってあげられるように気を付けておくことが必要です。 更に長時間入れすぎるのも避けたほうが良いです。ベストは15分前後で体が大人が少しぬるいと感じる程度の温度に入れてあげます。赤ちゃんは敏感なので暑すぎても刺激が強すぎてダメですし、ぬるすぎるとだんだん冷えた時の温度が体を冷やす原因にもなってしまうため沐浴時間と温度は必ず常にチェックしながら入れてあげます。

入れる時間帯は決めよう

沐浴に入れる時間帯は、1日2回であればお昼と夕方に入れるのがベストです。1日1回の時は夕方などお母さんとお父さんが無理なく入れやすい時間帯を選び、同じ時間帯に入れるようにして生活リズムを付けてあげると良いです。赤ちゃんの機嫌や体調によってもバラバラになるときもあるかもしれませんが、なるべく平日、休日ともにできるだけ同じ時間で合わせてあげると赤ちゃんも自然に生活リズムが身に付き寝る時間なども決まってくるので親としても少し楽に子育てができます。また、夜寝る前に入れてしまうと体が温められ赤ちゃんにとって刺激となり目が覚めてなかなか寝てくれなかったり、寝つきが悪くなったりする可能性もあるので注意が必要です。 夜遅い時間や、朝早い時間をさけた親にとっても毎日決まった時間に入れられる時間帯を決め、その時間帯になったら沐浴に入れるようにすると後々の生活のリズムを整えるためにも大切です。最初に、昼か夕方がベストとは言いましたが、親にとっての都合の良い時間であれば時間帯にこだわりすぎずに無理なく入れられる時間帯で問題ありません。

体の洗い方

身体の洗い方は、まず最初にベビーバスに38度前後のお湯を7分目ぐらいまで張ります。温度計できちんとチェックしておくと安心です。次に沐浴用の布で赤ちゃんを包み、ベビーバスがあるところへ移動します。その後裸にして首と股を支えて足からゆっくりとお湯につけてあげますが、赤ちゃんによっては裸になると不安になる子もいるため泣いてしまった場合には、ガーゼなどをおなかにかけたりすると良いです。そして濡らしたガーゼで目ヤニや眉の中のかさぶたなど顔を優しく洗い、赤ちゃん用シャンプーで頭を洗ってあげます。そして仰向けの状態で首から足まで洗い、うつ伏せにして背中も洗います。最後にお尻を特に丁寧に洗ってあげます。特に背中やお尻には乳児湿疹ができやすい場所でもあるので体のチェックをしながら洗ってあげます。最後にあらかじめ用意しておいたお湯をかけてすすぎます。 冬場などは思った以上に水温が下がりやすくなる可能性もあるため、こまめに温度計などでお湯の温度をチェックしておくことが大切です。温度が下がりすぎると、赤ちゃんが風邪を引いてしまう可能性もあるので注意が必要です。