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奥歯が出てきたら、まずは自分で磨き、仕上げは親が磨く

奥歯が出てきたらしっかり磨く

赤ちゃんの乳歯が生え始める時期は、生後5か月から生後9日月ぐらいの時期です。 この時期は、歯ぐずりという現象が起きます。 歯が生えるときの痒みや痛みなどが起こりますので、赤ちゃんはおもちゃなどを噛んだりすることもあります。 奥歯が生えてくるのは、1歳半ごろから、2歳半頃です。 この時にも、歯ぐすりという現象が起こるのですが、歯が生える時の痛みは、他の歯が生える時の痛みよりも強いため、急に機嫌が悪くなっていまったり、癇癪を起すこともあります。 歯が生える前には、歯茎が腫れることもあります。 奥歯が出てきたら、これまで以上に虫歯にならないようにしっかりと磨く必要があります。 この時期は、赤ちゃんの反抗期と呼ばれる時期と重なり、俗にいうイヤイヤ期という時期です。 何でも自分でやりたがる傾向がありますので、まずは自分で歯磨きをさせてから、親が仕上げ磨きをするとよいでしょう。 最初は親が磨くことをなかなか受け入れてくれないこともありますが、虫歯予防のためには、毎日、少しずつ慣れさせていくと、次第に言うことを聞いてくれるようになるでしょう。

赤ちゃん歯磨きに大事なこと

赤ちゃんに歯磨きをさせることは、難しいことかもしれません。 すんなり受け入れてくれる子もいれば、なかなかいうことを聞いてくれず、口を開けてもらうだけでも一苦労という場合もあります。 そのため、できるだけ早い段階から、親が子供の口の中に触れることを行った方がすんなりと歯磨きを受け入れてくれるようになります。 口の中は、親といえども、なかなか触れられたくない場所でもあります。 そのため、ミルクを飲み終わったら、ガーゼや綿棒を使って歯を拭くことを1日3回習慣として、早い段階で行っておけば、歯磨きを嫌がらずにスタートさせることができるのです。 最初下の前歯2本から生えてきますが、唾液できれいになりますので、この時期からガーゼや綿棒を使って歯を拭くようにしましょう。 歯の数が増えてきたら、歯ブラシを使って磨き始めてもよいでしょう。 最初は歯磨き粉はつけず、水に濡らしたブラシできれいに磨いてあげると、次第に慣れてきます。 そのうち自我が目覚めると自分でやりたいと子供の方から主張し始めますので、この場合は遊びでも構いませんのでやらせてあげましょう。

仕上げ磨きは親がする

奥歯が生えてきたら、仕上げ磨きは必ず親がするようにしましょう。 生え始めの歯は、虫歯になりやすいため、丁寧にブラシを当てて磨くのがポイントです。 歯を磨くときには、膝の上に赤ちゃんの頭をのせ寝かせた状態で歯を磨くと、うまくいきます。 嫌がらずに歯磨きをするためには、歯磨きをテーマにした赤ちゃん用の絵本などで、歯磨きは楽しいものだと思わせるのも、コツの一つでしょう。 離乳食が始まると、食べかすなどが口の中に残ってしまうため、この時期からは、しっかり歯を磨くことに慣れてもらう必要があります。 口の中にあるミュータンス連鎖球菌がありますので、食後に食べかすが残っていると、糖分を餌とし、歯の表面のエナメル質を溶かしていく原因になってしまうのです。 そこで子供に歯を磨くことを教えていかなければいけません。 いきなりは無理ですので、おもちゃや絵本などを使って、歯を磨くことに興味を持ってもらいましょう。 おもちゃや絵本などで歯を磨くことに興味を示したら、歯ブラシを手渡し、自分で遊びでも構いませんので、磨いてもらいましょう。 その代わり、仕上げ磨きは必ず親がするようにすれば、大切な歯を虫歯から守ることができます。

歯磨き時間はどれぐらいがいい?

赤ちゃんの歯を磨くコツは、無理に行わないことです。 赤ちゃんを楽しい気分にさせて行いましょう。 歯磨き時間ですが、乳歯が生え始めた時期であれば、ほんの数秒行うだけでよいでしょう。 この時期は、唾液の洗浄力のおかげで虫歯になりにくく、前歯数本であれば大丈夫だからです。 毎日、一日三回、行うことによって、赤ちゃんが、自分の口の中を触れさせることに慣れてもらうことで、奥歯が生えてくる時期には、歯磨きを嫌がらすスタートさせることができます。 歯磨き時間は1本あたり5秒を目安に行いましょう。 出先など、どうしても歯を磨くことができない場合は、白湯を飲ませたり、お茶を飲ませることで歯磨きの変わりになります。 離乳食が始まり、食事を食べる習慣やおやつを食べるようになってきたら、一日3回の歯磨き習慣を身につけるようにしましょう。 また就寝前は、必ず歯を磨くようにしましょう。 子供は食後眠くなったり、遊びながら眠ってしまうこともありますので、夕食後すぐに、歯を磨けば、眠ってしまって歯を磨けなかったというリスクを防ぐこともできます。